BRM828 Five State 600K

NJ RandonneurのFive State 600を完走してきた。New Jersey - New York - Vermont - Massachusetts - Connecticut - New York - New Jersey と5つの州をぐるっと回るコース。獲得標高が4000mちょいと、数値で見ると平坦ではないけどそんなにきつくもなさそうに思うけど、平らな道があまりなく細かいアップダウンが多くて地味にキツいコース。

家を出る前に、前輪がスローパンクしている事に気付いた。注意してタイヤを観察すると、少し大きめな裂け目から空気が漏れている。準備のときにタイヤもちゃんと見ておくべきだった。近所の自転車屋に辛うじて在庫されていたチューブレスタイヤ(Bontrager AW2)を買い。急いで交換した。1時間ぐらい出発が遅くなった。

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スタート地点までの移動は自走しようか迷ったけど、今回は600だし、あまり直前に疲労を溜めるのはよくないと考え、ホテルに前泊することにした。アメリカに来て初のホテル泊。さっと受付してもらって、自転車も何も言われずに持ち込めた。夜と朝の食事と、ボトルに詰める水を買い出しに近くの大きいスーパーに行ったけど、一人で食べるのにちょうどいいものがなかなか見当たらず、店の中を何周かしてしまった。時間もったいないので、買い出しは慣れた店で済ませておいた方がよさそう。

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一泊$110(Paramusのあたりでは最低価格)。部屋の中はsleep stopのモーテルとあまり変わりない

午後7:30ごろベッドに入り、午前2時ごろ目覚ましで起きた。朝食は前日に買っておいた、冷凍食品の野菜あんかけ丼みたいなの、パウンドケーキ、ヨーグルト、ジュース。おなかいっぱいになった。天気予報では午前中は雨が降るようだった。前回はシューズカバーがなくて、雨がやんでも靴がぐしょぐしょしていて不快だったので、今回はveloTozeのシューズカバーを手配しておいた。外で履くのはとても大変そうなのと、気温が高くなさそうだったので、宿から履いていくことにした。気温が20度台だったので、ちょっとだけ蒸れる感じはあったけど、そんなに気にならなかった。

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スタート地点に着いて時間があったのでタイヤの空気圧を確認してみたら、前輪がちょっと空気抜けている。12時間でこの程度なら、継ぎ足しながら走ればなんとかなりそうだったけど、若干心配。今回はブリーフィングは特になく、4時になったら、行ってらっしゃいー、と軽い感じ。参加者は全部で10人と少し。前回はペーシングに成功したので、今回もスタートからなるべくパワーを出さないように心がけて走る。雨も降っていないし気温もちょうどよいので気分よく走っていたら、あっという間にHarvestrawに出る。ここからしばらくは2週間前の400と同じルートなので、リラックスして走れる。知っている道になるととたんに気が楽になる。2週間前と同じくトンネルを抜けたところでトイレ休憩して、ちょっと走ったらFishkillのControl 2 (スタート地点がControl 1)。売店で水とマフィンを1つ買って、マフィンを食べたらすぐ出発。20分。前輪の空気圧はまたちょっと下がっていたけどなんとかなりそうだったので、継ぎ足さずそのまま出発。

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Bear Mt Bridgeのあたりで朝

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Dutches Rail Trail (線路跡の歩行者、自転車専用道路)を走っているときに雨が降り始め、すぐにかなり強くなった。上のレインジャケットを着ようか悩んだけど、気温は低くないし、足はveloTozeでカバーされているのでそのまま走り続けた。雨が直接顔に当たるので前が見辛い点以外は問題なかった。アンダーにQ36.5のZeroというインナーを着ていたんだけど、汗をかいても全然冷たくならないので(それはいいのか?とも思うんだけど)、雨にも有効だったのかもしれない。平坦な道だったせいもあるけど、この後も、なぜか雨が降っているときは安定して高めのパワーを継続出力できた。Red HookのControl 3に着く頃には雨は止んでいた。前回はここで小さなパンしか頼まなかったんだけどエネルギーが足りなくなった反省から、今回は普通にサンドイッチを頼んだ。Avocado melt sandwitchとホットカフェラテ。アイスラテはちょっと冷えるなーと感じるぐらいの気温。

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休憩を終えて出発しようとまた前輪の空気圧を確認してみたら、ぺこぺこと言ってよいぐらい空気が抜けていた。観察してみると、シーラントが漏れている。しばらく回してみたりしたけれど、塞がらない。穴に差し込むタイプのパッチも携行していたけど、2ヶ月前に入れたシーラントがどれぐらい残っているかわからないし、すでにたくさん漏れていそうだったので、チューブを入れる事にした。タイヤを外してみると案の定シーラントはほぼなくなっていた。といってもタイヤやホイールの内側はシーラントで濡れていて、作業をするのに、ツールボトルに入れておいたウエスが役に立った。空気を少し入れてもビードが全然上がる気配がないので心配になったけど、そのまま空気を入れ続けると、最終的にはパンパンとはまってくれた。チューブレスタイヤにチューブを入れたのは初めてだったけど、基本的にはクリンチャータイヤのチューブ交換と変わらなかったので、少し自信になった。最初に、ビードが落ちれば、という前提があるけれど。パンク修理で余計に時間がかかり、1時間半もコントロールに滞在してしまった。

Red Hookでは日射しも出て天候は回復したかと思ったら、激しく降る事はないものの、夕方まで降ったり止んだりを繰り返した。おかげで太陽の熱のダメージはなかったので助かった。このあたりから基本的に似たような田舎道なので、あまり記憶がない。広いNY-9を通ったり、車通りの少ない道を通ったり。畑の中を走ったり、民家のぽつぽつある林の中を走ったり。湖がたまにあったり。アップダウン以外は基本的に走りやすい道ばかりだったので、走るのは楽しかった。

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うねうね
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ひたすら真っ直ぐ
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野生のハクトウワシ

Control 4の Nassau ではホットドッグとバナナを食べてすぐに出発。26分。

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日本のコンビニっぽくて興奮した
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レンセラー工科大学
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Control 5のSchaghticokeでは、近くのサブウェイに移動してサンドイッチを食べた。体調的にフルはキツそうだったのでハーフで。47分。

Schaghticokeまでは北を目指していたけれど、ここからは西に進路を変え、Vermont州に入ったら南下していく。空が広いとうもろこしや何かの畑の中を走るのは気持ちよかった。

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うねうね
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一面とうもろこし畑
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Buskirks Covered Bridge。ゲームさんぽで見たやつだ!
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これは前を通過しただけ
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うねうね
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Silk Rd Covered Bridge。こちらは中を通った。
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Bennington Battle Monument

Control 6のBenningtonでは、スープ、オレンジジュース、チーズバーガー、バナナを食べた。おなかはあまりキツくなかったので、もう少し食べてもよかったかも。気温がちょっと肌寒いぐらい下がってきていたので、スープで体を温められてよかった。このへんで日は暮れてしまい、次のコントロールまで暗闇を走る。単調な暗い道を走っていると眠気が出てきて危険。朝からずっとlow modeでつけていたknog pwr 600の電池が切れた。Olight RN 1500の300 lmだけになるとちょっと暗く感じるので、スペアバッテリーに切替える。Massachusettsに入る。田舎の道は広い道でも大抵街灯がなくて真っ暗なんだけど、Massachusettsは街灯がある事が少なくなく、新鮮だった。道もこころなしかきれいだった。

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ここからMassachusetts
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Williams College

Control 7のPittsfieldには10:30 PMごろ到着。概ね予定通り。スタッフの人達が、こんな参加者が以前いたなあみたいな話をしているのを横で聞きつつ、ヨーグルトドリンク、バナナに、ハムのサンドイッチ食べた。Control 7はモーテルで、主催者が部屋を確保してくれている。参加費が$125とちょっと高めだったけど、これ込み。でも部屋は人数分なく早いもの勝ち。早い人は先に出ていくしグループで走っている人はまとめて部屋に入るから大丈夫でしょう、みたいなメールが事前に来ていた。部屋がなくてロビーで寝た人いないといいな、、スタート地点で預けた荷物が届いているので受け取り、部屋に行く。充電するものを充電器につなぎ、ウエアを軽く洗い、シャワーを浴び、寝た。のろのろしていたので12時半ぐらいになってしまった。3時間後に目覚ましをかけて一応起きたもののベッドが気持ちよくてベッドを出るのに時間がかかり、準備ものろのろしていたので時間がかかり、出発したのは4:20。出発前にまたヨーグルトドリンクをもらって飲んだ。

寒かったのでアームカバーとウィンドブレーカーを装備して走りだした。走りだしてすぐに、力を入れると吐き気がする。おなかが動いていないのにヨーグルトを飲んだからか。あと、力がほぼ出ないうえに、強力な眠気が襲ってきて、うつらうつらしながら走る。早朝だし裏道だったので、車とすれちがう事がなくてよかった。力が出ないのはゆっくり走ればいいけど、眠気に耐えながら走るのは辛い。次の街 Great Barrington に着いたらCumberland Farms(ガソリンスタンド併設のコンビニ的な店)でコーヒーを摂取。トイレに行きたかったけど壊れていて使えなかった。休憩する少し前に明るくなってきた事もあるし、カフェインの効果もあって、眠気は収まった。11分。

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ここからConnecticut

Control 8のSalisburyに着く頃には吐き気や眠気はなくなってよかった。ただまだおなかの調子が不安だったので、持っていたウエハースみたいなプロテインバーを食べるだけにした。ゴミ箱に頑丈な蓋がついていて開け方がわからなくて困っていたら、近くにいた参加者に開け方を教えてもらい、熊が出るからそういう蓋になってるんだよと教えてもらった。このへんにも熊がいるのか。夜の道が怖くなる。。19分。

SalisburyとPawlingの間はちょっと高原のような雰囲気があり気持ちよかった。標高は300m程度でそんなに高くないんだけど。

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Control 9のPawlingではベーカリーでズッキーニ・ウォルナット・マフィンとクッキー、カフェラテを買った。マフィンは今まで食べたマフィンの中で一番おいしかった。レストランとベーカリーが並んでいて、同じ店なんだけどつながってはいない。ベーカリーでトイレ借りられるか聞いたらレストランのが$2で使えるよと言われ、買い物したのになと思いつつ、他を探すのも面倒なのでレストランに行ってトイレ借りられるか聞いたら費用については特に何も言われずに案内された。人によって言う事が違うのはアメリカではよくあるので、感謝しつつ借りた。

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ねこクッキー

このコースは基本的に小さなアップダウンが無限に続く感じなんだけど、PawlingとCold Springの間には少し山っぽい上りがあった。ずっと上り続けるのではなく、5-8%ぐらいの上りが数百メートル続き、少し緩んで、また上り、みたいなのが何度か繰り返す感じ。やる事は今までと同じで、ダンシングを織り交ぜながら乗り切るだけ。上りが長く続いても、パワーを出さない(出せない)ので、峠アタックする時みたいに限界でもうだめになるというような事にはならない。Wahooの画面に上りのグラフを出して先の上りの様子(2km先まで出る)を確認しながら上ったら気持ち的に楽だった。出し切るとは程遠いパワーでゆっくり登るのでそんなに疲れる感じではないんだけど、ギアが足りずにトルクをかけざるをえず、それなりに辛さを感じる。5-8%ぐらいの上りでもくるくる回せるギアで来ると、疲労違うんだろうか。峠には何の標識もなく、下界が見える訳でもなかったのでちょっと物足りなかった。

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勾配の様子
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下りは、急なカーブもなく、漕ぐ必要のない程度の道がCold Springのcontrol直前まで続いた。道が細い割に車が多くてちょっと走りづらかった。車が多いので路肩に寄って走らなくてはいけないんだけど、路肩近くの路面は後から追加で盛った補修跡が見えて、ドキドキしながら走った。でも割と滑らかに修理されていて意外と走りやすかった。

Cold SpringのControl 9は最後のチェックポイント。先頭の3人が出ていくタイミングで着いた。ヨーグルト、オレンジジュースを買った。食べおわってもすぐに出発する気にはなれず、少し休憩してから出発した。28分。コントロールは基本的にスタッフの人達がいるんだけど、水をくれたりキャンプ用の椅子を置いておいてくれたりしてとても助かる。

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New Jerseyに帰ってきた

Cold Springから先は基本的に来た道を帰るだけなのでとても気が楽だった。New Jerseyに入ってから、最後の15kmぐらいがとても長く感じた。4 PMにゴール。36時間、だいたい想定通り。明るいうちにゴールすると帰るのが楽だし、精神的にも疲労感が少ない気がしてよい。2日目朝のつらい時間を過ぎたら割と元気になって、疲労の蓄積はあるものの、そこまで辛い感じにはならなかったので、楽しくライドを終えられた。気温が低かったこと、ペース配分がよかったのだと思う。

キューシートの読み込みなど事前準備ふくめて、ブルベはたのしいな。早朝と夜の時間の過ごし方?をもうすこしどうにかできると、もっと楽しく走れそう。600kmも走ると、走っている間の記憶がほぼ残らない。いい道だなあと思って写真を撮っても、後で見ると全然どこの道だか思い出せない。

Misc

  • ペーシング
    • 今回も前回の400も前半頑張りすぎない、ペーシングに成功している
    • 理由はおそらく、長時間走り続けられるパワーが分かった事と、サイクルコンピューターに現在の速度を表示していない事。速度が出るとなんとなくがんばりたくなってしまう。
    • サイコンの表示は以下のようにしている。Wahoo ELMNTは画面をズームして表示項目を変えていくので、後ろの方のものほど倍率を下げないと見えない。あと画面横のLEDで心拍のゾーンを表示するようにしている。
      • 通常用: パワー/次キューまでの距離/ケイデンス/時計
      • 詳細: 通常用 + 心拍/走行時間/平均速度/気温/走行距離/NP/現在の速度
  • 雨対策
    • veloTozeのシューズカバー
      • 激しい雨の中しばらく走るとクリート穴から浸水してくるけど、完全に水浸しになる程ではなかった。想像よりよいものだった。
      • 気温がそんなに高くなければ、雨降っていないときに履いたままでも気にならない。
      • 履いている事は気にならないけど、シューズの締め付け調整ができなくなる。走っている途中で締める事が多い場合は、履くときに最初から強めに締めておく必要がある。
      • 慣れもあるだろうけど、着脱は難しいし、腕力がそこそこ必要。特に脱ぐ時。靴下と一緒に脱いでしまえばよい?
    • キャップ
      • 普通のつばありのキャップは大学通学のとき使っていて効果あるのは知っているけど、かさばるのでブルベには持って行きづらい
      • 今度は、つばは小さいけどサイクルキャップを試してみよう
    • フェンダー
      • 持っているの忘れていたけど、フェンダー(泥除け)をつけるとシューズの浸水はだいぶ抑えられるはず。今回ぐらいの雨なら、必要な時間が全体に比べて短いのでなくてもいいけど、もっと長時間降りつづける予報だったら装備しよう
      • でもそういう予報だったらDNSするかも...
  • パンク
    • パンクした前輪の切れ目は4mmぐらいあった。裏側はもっと小さい穴だろうけど、これぐらいになるとふさがらないのかな。あるいはシーラントの量でなんとかなるのか
      • 出発前から微妙に空気抜けていたので、今回走っているときに穴が空いたのではなく、シーラントでかろうじて塞がっていた穴が走っているうちに開いてしまったのではないかと思っているf:id:naokton:20210906095706j:plain
    • 予備チューブは前輪、後輪の2本と、追加でパンクした時に対処できるようにチューブ用のパッチを持っておきたい
    • 今回は早々にチューブ1本使ってしまったので、1日目はパンクの恐怖が常にあってストレスだった。2日目は雨が降っていなくてパンクの可能性が少し減ったので、少し気楽になった。
    • スタート前に交換した後輪のBontrager AW2 TLRは全天候型の耐久性重視のタイヤで、パッケージには360gと書いてあった。重い。
      • GP5000TLと比べて加速が重い。最初走り出したとき、またパンクしたのかと思った。
      • あまり速度も出ない。乗り心地は特に悪くは感じない。
      • ぬれぞうきんで拭くとかなり抵抗を感じるので、雨のときのグリップはよいのかもしれない。低速走行だったので、特によくグリップしているとは感じなかったけど、逆に滑りやすいとも感じなかった。
      • 言われてみればたしかに見た目少し丈夫そうなので、なんとなくパンクに対する安心感はある
      • ホイール(ENVE SES 3.4)への装着は、GP5000と比べるとかなり楽。普通のフロアポンプでビードも上がり、シーラントを入れたら空気漏れもなかった。
      • 600km走り終わって、切り傷はほぼなし。1箇所2mmぐらいの小石が食い込んでいた。結構優秀なんじゃないか。
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        2mmぐらいの小石
  • ギア比
    • 前回の400と変わらず52/36と11-27の組み合わせ
    • ちょっと上りになるとすぐ36x27に落とす事になり、さらに立って全体重で回さないと足へのダメージが大きい。長距離ブルベはそんなにスピード出ないので、やっぱり軽いギアがいいな。次はフロントをコンパクトにし、うしろもでかいのにしようかな。ロングケージのリアディレイラーも買わないと。
    • ただ、下りでは重いギアがあるとケイデンスあまり上げずに安定して回せるので、上り返しに向けての加速には使える。でもそんなシーンはあまりないので、楽に上れる方を優先した方がいいかな。
    • そういえばこのギアにしたのはツールド沖縄のためだった。そこそこ練習して強かった時期ならまだしも今はそうではないので、小さいチェーンリングに戻そうかな
  • グローブ
    • Castelli Arenberg Gel 2 Gloves を使ってみた。パッドはあまり厚い感じがしないんだけど、ゲルが振動をかなり吸収してくれて、路面の荒い道で手のダメージが少なくてとても楽。振動が来ないとこんなに楽に感じるのかと驚いた。長距離のダメージもそれと関係あるのか、600kmおわっても手の痺れはほぼなかった。
    • ただ、親指の内側は縫い目が擦れて痛かった。パッドもないので振動も伝わってきて痛い。
    • 前回までは Mavic Ksyrium Proというパッドがぶ厚いグローブを使っていて、まあまあよかったけど、前回の400のあとしばらく手の痺れが残ったので、新しいグローブを試してみた
      • こちらはゲルではなくフォームパッドなので、割と振動が伝わってくる。さらに、疲れてくると、フォームが潰れきってしまうほど体重をかけているような気がする。あとベルクロの位置が悪いのか手首の骨に当たってすれて地味に痛い。
  • knog pwrのextension kit
    • かっこよいという理由が半分ぐらい、ハンドルまわりの重量を少なくする、という理由が半分ぐらいで導入してみた
    • フロントブレーキと共締めするアダプターが附属しているけど、サイコンマウントの下にGoProマウントがついているので、そこにつける
    • ライトが車体の中心に来てタイヤの影が出ないのはいいけど、フレームバッグ内でバッテリーが場所をとるのが難点。バッグに余裕がないときは使わない方がいいな
    • 3350mAhの小さいバッテリーを使っているので、ハンドルまわりが軽くなった感じは特にしなかった。
      • 小さいバッテリーならハンドルにつけてもあまり気にならないけど、重いバッテリー(10000mAhのやつとか)をつなぐ時にはよいかもしれない
      • 今回power bank small と mediumを持っていったので重量は合計360g、容量は合計8350mAh。power bank largeは同じ重さで10000mAhなので、ライトアダプター + power bank largeが正解?
  • 保冷ボトル
    • 熱さにやられるとぬるい飲み物を飲めなる体なので、Eliteの保冷ボトル Deboyo Race を導入してみた
    • ステンレスの保冷ボトルなので、プラスチックの保冷ボトルとは保冷性能が全然違う。氷がなくても、冷たい水を入れれば数時間は冷たいまま飲める。
    • 今回はそんなに気温が高くなかったのでそもそもあまり水分とらなかったけど、冷たいドリンクは飲みやすくてとてもよかった。
    • ステンレスの水筒にしては軽い(260gぐらい)ので、気に入った
    • 蓋がついているのも衛生上よい。片手で蓋をあけるのはちょっと難しいが、できなくはない。
    • 傾けてもだーっと出てくることはなく、ちょっと吸うぐらいでちょうどよい流量になる
  • ドリンク
    • 前回同様自家製ドリンク。パラチノース40g + BCAA 6g + クエン酸1g + nuunの電解質ドリンクタブレット
    • 1日目は4セット飲んだけど、2日目は涼しかったので1セットだけしか飲まなかった。コントロールでジュース飲んだりしているので、水分は足りていたと思う。
    • 前回は少しすっぱすぎたので、クエン酸を半分の1gにしてみたら、もう少し多くてもよいかなー、という感じがした。すっぱさを少し感じるぐらいにしたい。
    • 1g単位のはかりで計量したので1gといっても0.6gぐらいだったかもしれないし、前回は2.4gぐらいだったかもしれない。0.1g単位のはかりを買うよりは、小さい匙で何杯、のように計った方が効率よさそう
  • 食事
    • 今回はコントロールごとに何かしら食べ物をとれたので、補給はまあまあよくできたと思う。前回みたいにエネルギー不足(補給食を食べると元気が出るみたいな事)にはならなかった。ただ、後から振り返ればもう少し食べられたように思う
    • 2日目の朝気持ち悪くなったのは、起きてすぐおなかが起きていない状態でものを食べたからなのかな。起きたとき、おなかが動いていない感覚はあった。睡眠不足の朝には、しばらく何も食べない方がよいのかな
    • Guのliquid energy gelというのを携行しているんだけど、今回初めて食べたオレンジ味がとてもおいしかった。さらっとしているのでおすすめ。

区間の記録

区間 時間 距離 走行平均速度 [km/h] NP [W] 平均心拍 [bpm] 平均ケイデンス[rpm]
Paramus - Fishkill 3:27:33 85.1 25.2 149 132 77
休憩 10m - - - - -
Fishkill - Red Hook 2:15:44 62.2 27.6 148 136 81
休憩 1h28m - - - - -
Red Hook - Nassau 2:33:45 70.3 27.6 149 134 81
休憩 26m - - - - -
Nassau - Schaghticoke 2:06:20 51.5 25.1 145 129 77
休憩 47m - - - - -
Schaghticoke - Bennington 1:55:42 42.8 22.6 146 128 74
休憩 38m - - - - -
Bennington - Pittsfield 2:44:31 56.5 21.6 133 121 71
休憩(仮眠) 5h47m - - - - -
Pittsfield - Great Barrington 1:49:31 39.3 21.5 112 118 67
休憩 11m - - - - -
Great Barrington - Salisbury 1:14:13 28.5 23.0 129 115 66
休憩 19m - - - - -
Salisbury - Pawling 2:11:46 54.5 24.8 149 127 72
休憩 48m - - - - -
Pawling - Cold Spring 1:42:56 41.1 24.5 159 131 71
休憩 28m - - - - -
Cold Spring - Paramus 2:56:06 71.1 24.7 148 124 70
  • Benningtonあたりまではケイデンス、NPも高く元気だった
  • 1日目最後の区間、2日目の2つ目のControlまでの区間はNP低く、疲れが出ている。実感でもそうだった
  • 2日目のPpawlingからはまた復活。ケイデンスは低めだけどNPは戻った
  • sleep stopに思ったより長居していた
    • でも暗闇を走るのは眠気の問題もあるし景色見えず楽しくないので、これぐらい滞在して、できるだけたくさん寝る計画にするとよいかもしれない。
    • 今回は睡眠以外にだらだら時間を使ってしまった
  • パンクみたいなトラブルがなければ35時間ぐらいでゴールできるかな
    • それ以上短縮するには、夜たくさん走る必要が出てくるので、ちょっと厳しそう。真っ暗な中走っても楽しくないし。日本の街灯がたくさんある道ならまだなんとなく街の様子とか分かっていいんだけど。真っ暗だと目隠しして走るのと変わらず、ほんとうにつまらないし、眠くなる。